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現実認識をなくしたときの日本が。。。。 [ニュースコメント]

 日本はよく島国と言われる。外国が特に中韓が日本を揶揄する際に使うのだが、当の我々は「案外島国はいい」と思ってるのではないか。島国の御蔭で海外からの侵略も少なかったし独自の文化と歴史がこの国にはできあがった。かくいう私も日本は島国で海洋国家であることに喜びを感じてる1人だ。しかしこの地理的条件がマイナスに作用するときもあると思う。それは外との交流や世界の中の日本という意識が時として希薄になることだ。日本は海外からどう見られているのか気にする国だとかつてはよくいわれた。明治維新後は欧米列強に並ぶためにそして戦後は経済復興を果たすために。そうした目的をある程度果たすとこの国に住む人はどうも外からどう見られているか、外とどうcommunicationをとっていけばいいのか、外が今どういう情況にあるのか関心を失ってしまう。現実を直視することをやめてしまうのだ。昭和16年の日本の政府の首脳はその夏に日米戦争のsimulationを行い、敗戦確実との結果報告を手にしながら開戦へと舵を切った。そして大きなものを失った。その後遺症は敗戦後60年経った今も我々は引き摺っている。
 そして今。現実認識を失った日本と我々は再び間違った舵を切ろうとしているのではないか。未だに経済大国日本と自分たちの実力を過信し、企業が戦えないような高い法人税と雇用規制、環境規制。企業はどんどん改発と生産拠点を海外に移しだしている。パワーポリテクスへの無知。東アジアのパワーバランスの真空地帯を出来させようとしている。日米関係と日中関係が戦後最大の危機に陥っている。米中と等距離外交を謳ったり東アジアの海を「友愛の海」などと南沙や西沙の海がどうなっているのか理解もせずにいたりするから招いてしまった事態とは言えないか。八紘一宇と友愛の海。綺麗事をいえばいうほど平和がみだされていく。今の政権は日本を戦争に導こうとしているように思える。現実認識をなくした日本と日本国民は危ない。戦争への道は綺麗事というアスファルトで舗装されてるのだ。
パラダイス鎖国という本を読んだ。日本は自分たちのパラダイスを実現してしまうと文化的・経済的・精神的に鎖国してしまう。大きな波が再びきている。そう思えてならない。
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