中国の軍縮~日本のリベラルが行動すべき事~2011/1/13 [ニュースコメント]
中国がGates国防長官の訪中に併せてステルス戦闘機の飛行実験を行った。中国はハワイルートでアメリカからstealthの技術を盗んだとされている。Gatesは元CIA長官である。これがアメリカ、そしてGatesへの露骨な挑戦状ととられても仕方がない。事実そうなんだろうと思う。問題は日本のマスコミの報道である。このステルス戦闘機が東アジアの安全保障に於て、就中日本に於てどういう意味を持つのかまったく深掘りして伝えない。特にテレビはそうだ。池上解説で事足れりと放送関係者が思っているのなら益々ある程度の知識階級はテレビ離れを加速させるだろう。池上話法の功罪でもあるが、筆者は池上氏の役割を高く評価するものであるが彼の相補性ともいうべき立場の人物がいない。同じ元NHKの手島龍一氏の奮起を促したいところだ。さてメディアはともかく日本のリベラルは中国の軍拡路線に対して何等行動を起こさないことに筆者は以前からリベラル、もしくは平和勢力という看板を外したらいいという思いを持っている。日本の保守=タカ派軍事拡張路線、中共・ソ連=リベラル平和勢力という誤謬に満ちたパラダイムから抜け切れていない人々がその活動を担っているからであるが、彼等に提案したい。中国の軍縮を中国の平和運動家(いなければ作れ!)と連携して世界的な輪を造るべしと。かつて八〇年代に西欧で反核運動が巻き起こったような(たぶんに東側の工作なんだろうが)を東アジアを起点に造り出せと。今のうちに平和構築のスキームを作らないと駄目だと思う。日本のリベラルは生きているのか?平和なときに平和を呼びかけるなんて誰でもできる。今こそ平和構築なのだ。そんな勇気あるのかな。
2011-01-13 08:53
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