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復興相のあいつぐ失言 [ニュースコメント]

 先日、筆者は松本復興相の「民主も自民も公明も嫌い」発言を幼稚化の極みと批判した。しかし世論は「被災者の心に寄り添ったもの」という評価が多かったように思う。しかしその当の人物がこのような「知恵を出さないやつは助けない」との発言を行う。残念ながら筆者の杞憂は当たっていたようだ。フジテレビのBS番組「プライムニュース」ではキャスターが「意図してあのような発言を行っているので?」と穿った見方をする始末。宮城県知事には命令口調で「長幼の序をわきまえろ」にはこの知事を投票で選出した宮城県民は血が逆流する思いすら抱いたと思う。B型の血液型や九州出身だからといういいわけは被災民をなめきっている。
 筆者が問題にしたいのはそうした被災者を逆撫でする発言よりもむしろ国と地方の関係に対する復興相の考え方だ。戦前の内務省の統治体制、いや幕藩体制に戻ったかのような考え方をしているのではとさえ感じた。村井宮城県知事も翌日の会見で「国と県は主従関係ではない」と不快の念を明らかにしている。昭和22年に制定された地方自治法があるが、その本旨にも明らかに反している。戦後の議会制民主主義を菅直人総理は破壊しつつある筆者は記したが松本大臣は戦後の地方自治のあり方を破壊しようとしている。
 愚かさの連鎖の果てには何が待っているのであろうか。

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