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- 作者: レイチェル・ボッツマン
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2010/12/16
- メディア: ハードカバー
日本は先進国から脱落し、貧しくなる。このブログで何度も指摘してきた。貧しさをどう受け止めるのか、つきあっていくのか?参考になるのがこの本。アメリカ人らしくシェアという考えからビジネスを創造しようという内容のものだが、日本人なら年金や健康保険制度の財源が払底していくこれからの社会をシェアという考えで、みんんなで等しく貧しさを分け合おうという選択をするのではと思う。生活保護もお金ではなく中古品やコンビニの売れ残り弁当などをみんなでシェアするということも起きるかもしれない。中国人なら 日本や欧米の科学技術や著作権をパクりではなく、シェアするのだと強弁する可能性もある。バブル以降に生まれた世代が成人となりだした。彼らはある意味ネイティブプアといえる。彼らの発想は必要なものはできるだけ、フリーで手に入れ、自分の所有物のかなりの部分をシェアするというライフスタイルが増え出すかもしれない。自分自身も服とパソコンと本があればあとはコンビニ弁当の売れ残りを分けてもらえれば生きていけると思う。
2011-07-15 22:37
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