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日本国民の悲しさ~福島県知事に正対してメモを読みあげる菅直人氏~ 2011年8月29日~ [ニュースコメント]

 退陣を表明したあとは気が軽くなったのか居酒屋をはしごし、上機嫌の表情をカメラに写し取られている菅総理。先週末、福島県に赴き、福島県の佐藤知事と会った。席上、総理は福島県内に放射性廃棄物の「中間貯蔵施設」を作りたいと申し出た。突然の切り出しに知事は抗議の言葉を返した。土曜日曜にそれがテレビで何度も放映された。注目したのは総理が知事の目を見るのでなく、手許のメモを読みながら発言していたことだ。筆者はこれと似たようなシーンを思い出した。9ヶ月前の11月の横浜で行われたAPECでのシーンだ。中国の胡錦濤主席との日中首脳会談。やはり総理は胡錦濤氏ではなく手許のメモを見詰めていた。

 相手を見ずに手許のメモを読み上がること自体失礼極まることなのだが、彼がそのような行動にでるのは自分に自信がないとき、また己に攻撃が及ぶのを避けようとする際の、彼独特の転位行動ともいえないか。自信のなさのカムフラージュ。私は彼を信用しないのはどこか言葉にも姿勢にも誤魔化しの雰囲気を常に漂わせているところだ。歴代総理を見てきた岩見隆夫氏や後藤謙次氏が「総理の器」論から彼を批判し、宰相の資質に著しく欠けると指摘するのはこの振る舞いから来るのではないのだろうか。振る舞いと軽くみることなかれ。日中首脳会談の際のあの卑屈な態度に日本の国力の衰勢を嗅ぎ取り、中露韓の露骨な領土への専横が始まったかもしれないのだ。

 それにしても福島県民にとって命や暮しにとって最重要なことを告げるのに福島県民の代表である知事の目をみられないこの国の総理。この国の民であることの悲しさが込み上げる。

 かつて「ジャーナリスト女史」との浮気が発覚した際も夫人に手許のメモを読みながら彼は言訳したかも知れない。 


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jack

もっとも。菅さんも言葉が少ない、放射性物質の保管は福島それも原発の施設内と言えばいい、なぜなら原発はもともと放射線物質のあるところなので広大な敷地や放射線感知器なども設備がある。もともと原発の中にあった放射性物質なのだから。よって福島県内ではなく原発敷地内と言えばよかった。それにしても無駄なリーダー選びをやっていますね。これでまた復興が遅れますね
by jack (2011-08-29 11:05) 

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