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野田政権にアキレス腱はあるのか [ニュースコメント]

 野田政権がスタートした。「民主党政権で初めての保守政権」と与党内のある議員が称したというこの政権。党内融和を標ぼうしとにかくは船出を果たしたというところだろうか。野田氏の発する言葉には前任者のような人に「イラッ」と刺せるような棘はない。財務大臣になるまで毎日辻説法を行ったというだけあって言葉に力はある。「ノーサイドにしましょう、もう」とかスポーツに形容したものの言い方は筆者は嫌いだ。財務大臣当時、記者からの質問に対し、自民党政権の責任を強調するような物の言い方をかなりしていたがあれもやめてもらいたい。

新政権にメディアが寛容なのは100日といわれる。 それを過ぎれば批判、揚げ足取りの矢の数が猛烈な勢いで増えてくる。小泉以降すべての政権がこの矢に苦しめられ短命に終わった。野田政権にアキレス腱はないのだろうか。さっそく産経新聞が野田氏が外国人から献金を受取っていたとの報道を始めている。前原、菅氏に続く案件であり、自民党はこの問題からまず政権を攻めてくるだろう。さらには財務、経産、防衛、法務の担当者にその専門に関して力量が有権者には「未知」の大臣の存在。それぞれが今の、そして日本の将来にとって最重要な問題を抱えているだけに、これも不安の種だ。党内融和、派閥均衡の人事を行うと必然的にこうした課題を抱え込む。自民ならば官僚が手厚いバックアップ体制を敷いた。野田総理はどう切り抜けるか。

 個人的には玄葉外務大臣に期待している。テレビで彼の言説を聞くことがあるが、決して言訳をしない政治家との印象を持った。一方でネットで調べると「判断を先送りする、決められない」とのマイナス評価も。沖縄普天間問題。理と理、理と情がぶつかり合ってももはや修復できない情況にある。鳩山・菅といったコミュニケーション能力に欠け、narcismと現実認識を失った政治家には絶対に触らせたくない案件だ。玄葉氏は沖縄とどう向き合い解決してくれるのだろうか。


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