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まず鳩山・菅内閣の検証からからスタートを [ニュースコメント]

日本人は忘れやすいといわれる。野田政権となり、「どじょう云云」が喧伝され支持率は上昇。政党支持率も自民を抜いた。本来なら今こそが民主党にとっての解散時といえるのだが、さすがにそれはやらないだろう。ちなみに最近解散時を間違ったのは麻生政権だが。トップを変えただけで支持率が急回復する日本の政治土性(洒落でいってるわけではない。最近検索すると<泥鰌>がトップに来る)は呆れるばかりだ。日本を、そして民主党政権を取り巻く環境に変りはなく現実認識の乏しい宇宙人、国民の目先を変えることで延命を計り、無能と無策を糊塗した元市民活動家。彼等2人によって日本の危機が前倒しになって顕在化したことを我々は奇貨とすべきだ。鳩山・菅内閣の失政を検証しなければ、短期政権のループそして日本という国家の負の連鎖は止まらない。

 筆者はしつこいようだがこれからもこの2つの政権がおかした失政について論考していくつもりだ。腹を壊してトイレに駆け込み水に流すことの繰り返しでは下痢は一向に治らない。汚い比喩で恐縮だが。

 まずは直近の菅直人政権の失政について、就中根本的なところから考えたい。

<議会制民主主義の破壊>

 原発問題、尖閣事件などわかりやすい失政は後にして、彼の失政の中でも最重要で日本の国家の成り立ちを危うくさせたのが実は「議会制民主主義の破壊」と考える。このことにはっきりと言及していた識者は小生がテレビや新聞、雑誌で目にした限り2人いた。佐藤優と平野貞夫である。元外交官と小沢一郎の懐刀。「菅直人氏は期限を切った独裁 」という3月の参院で答弁中に触れた菅氏。そして「顔を見たくないなら法案を通せ」と市民運動家の集まりで公言する菅氏。衆参ねじれ状態にあってこうした考えを持つ人物が総理の座であることが日本の議会制民主主義の危機そのものだったのだ。このことを認識していた人々は小数だが確かに存在していた。菅氏が総理になり、議会制民主主義の中での意思決定が蹂躙された。それこそ菅氏の歴史に耐えうる評価になると思う。皮肉ではない。


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