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新党構想に思う [ニュースコメント]

この時期12月は新党構想に関心が集まる。政党交付金の問題からというのが理由だが、今年の12月の新党結成への動きはいつにも増して活発だ。橋下旋風と来年有ってもおかしくない総選挙がキーマンの念頭にあるのは間違いない。先週は新党大地の鈴木代表が出所、自民党から社民党まで多くの国会議員が彼の仮釈を祝った。議員立候補の権利がないとはいえ、役者不足の永田町での待望の復活。しかもこの時期である。国会が閉じ年が改まるまであと半月ばかり。永田町はどうなるのであろうか。だが新党構想に思うことがある。政策協定をしっかり結んでもらいたいのだ。外交安保、消費税、郵政民営化法案、そしてTPP。こうした国家のベクトルを決める枢要な政策についてしっかりと玉虫色でなく明確な政策協定を結ぶべきと思うのだ。たとえば橋下氏に秋波を送る国民新党お亀井静香氏。たとえば橋下氏の選挙カーに乗り込んで大阪維新を支持したみんなの党の渡辺喜美氏。両者の政策が一致するとはまったく思わない。その彼らが糾合して政党が作られてもはたして国民は支持するのだろうか。現在の国政の混乱は民主党内での政策や意見の不一致に因るところが大きい。同じような愚をおかしてはならない。


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