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復興の現状といらだち~被災1年で今求められていること~ [政治]

被災1年。土日のテレビ局は終日これをテーマに取り上げている。数多くの中継車が被災地に並び、マイクを握ったリポーターの姿が目に見えるようだ。NHKはじめ多くの番組を見ているのだが、被災地の声の多くは進まぬ復興の現状といらだちを訴えるものだった。がれき処理6パーセント。今だに仮設で暮らす人々。雇用の悪化。東北を捨てる人々。。。民主政権の治める力のなさの故だと2月26日のコラムでは書いた。だがそれだけではなさそうだ。我々自身にひそむ何かに理由があるように思えてきたのである。養老孟司氏は建前と本音を使い分け、またその齟齬にすら自覚していない日本の国民性を指摘している。同じ思いだ。「がんばろうニッポン」「絆」こうした言葉が街にあふれている一方で、がれき処理受け入れの意見交換会の参加者のほとんどが反対派。今週震災報道漬けとなった新聞・テレビも来週はぐっと報道量は減るだろう。国民は週末被災地に思いを寄せ、いち早い復興を願うだろう。しかし月曜からは何食わぬ顔をで職場に行き、学校に行き、家事を行う。被災にある人々にとって無関心がいちばん辛いという。小生は復興の進まぬ実態の報道には関心を持って接しているが、正直「感動秘話」にはうんざりである。メディアの偽善を感じ取ってしまうからだ。来年の今、はたしてがれき処理はどこまで進んでいるのだろうか。
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