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原油価格の高騰~日本のメディアではなく海外のメディアにあたれ~2012/04/05 [経済]

 ガソリン価格が7週連続で上がり、ここに来てテレビも特集で取りあげ始めた。タクシーや運送会社に低燃費の走り方を教えて貰うと行ったもので、値上がりの背景にあるイラン危機には触れていない。復興需要の足を引っ張りそうなリスクだというのに報道の仕方が表面的だ。イランとアメリカ、イスラエルの関係が去年末あたりから緊張を増しているのに。日本のメディアは事態が出来しないと何もしないし、一旦出来するとヒステリーのように現象のみを追う。政治同様、レベルが低いのは国民の程度が低いからだ。隣の韓国はウォン安でサムスンや現代が潤っているが輸入費が嵩み、そのことで富が国外に流れ出しているという指摘もある。その大きな要因が原油高だ。
 日本のメディアがおざなりな報道とは対照的に海外のメディアはこの問題を正面から取りあげ、深い考察も添えている。Oil priceでGoogle NEWSで検索すれば世界の一流紙から地方紙まで原由価格についての記事が読める。アメリカは外交防衛政策と投機の2点からのみた記事が多い。微妙な動きをみせるロシアの記事も興味深い。それぞれの内容は自国の立ち位置を知悉した記事が多いのは当然だ。日本の場合、原発再稼働、夏の電力危機、空洞化と言った視点から論じる記事が多くあるべきなのだが、然ういう記事は少ない。原由価格高騰とそれぞれの問題に補助線を引いて考察すべきだと思うのだが、なぜできないのだろうか。政治の劣化以上にこの国のメディアの劣化は深刻なのかもしれない。

 


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