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そんな火力で大丈夫か~日本のエネルギー体制~2012/04/21 [政治]

 関西電力大飯原発の再稼働の問題だが、停止した原発の電力55パーセントを補うかたちで稼働しているのが火力発電所だ。この夏2010年換算で18パーセント不足するという電力を補うというのだが、果たして大丈夫だろうか。こう書くと「おまえは電力会社の回し者か」という批判を受けそうだが、元来が心配性で疑い深いので、本当に大丈夫かと思っている。原発同様火力発電所は老朽化している。原発のような放射能漏れはないが、安全性はどうなのだろうか?また大気汚染、CO2についても殆どメディアがチェックしていない。さらには電力会社そのものの経営だ。平成23年度の日本の貿易赤字4.4兆円の主原因となった化石燃料の輸入費。電力会社がのきなみ過去最高の最終赤字を出している情況。こんなことやってれば3年と持たないだろう。すると原発国有化、発送分離どころか電力会社すべてに公的資金を投入しなければなくなる。電力会社を国有化する覚悟をはたして政府は持っているのだろうか。しかも化石燃料の数兆円規模の輸入を税金で購入することになるのだ。これ以外にも家庭内消費電力、製造業の消費電力、業務用消費電力のピーク時だけカットだけすればよいという応急的な対応では恐らく関西経済の沈没を招くしかないだろう。関西がそれでもいいというならば、筆者は支持する。だがこれまでの生活や経済、豊さへの考え方を根本的に変革する覚悟が必要だ。

 火力のフル活動と大量の化石エネルギー輸入。比喩は嫌いだが、家の大黒柱(原発)が交通事故で入院し、後期高齢者の祖父(火力)が働き出した。将来を託したい息子と娘(自然・再生エネルギー)はまだ乳呑み児。今の日本のエネルギー状態はこんな状態ではないのか。

  いつまでこの状態で持つのか国会で誰か質問してもらいたいものだ。 しかしそんな政治家はいない。


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