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3年持つのか。電力会社の経営危機2012年4月30日 [政治]

 東電を除く電力9社の3月期決算が出そろった。うち7社が最終赤字。関西電力は2500億の赤字。一方再生エネルギーを電力会社が固定価格で買い取る制度は太陽光で1キロワット時42円。筆者が思うにこんなこんな状態では恐らく殆どの電力会社が経営危機に陥る。総括原価方式で家庭や企業の電力料金に上乗せすることには国民の納得が必要だ。事実各社は積立金を取り崩していると聞く。積立金がなくなった企業もあるという。資金のやりくりが困難になり、早晩金融機関に資金援助を要請するだろう。しかし銀行は毎年2500億円の赤字を出すような企業に安易に金を出すはずがない。結果国が公的支援を投入しなければならないようになる。東電のパターンである。全電力会社の国有化。これに膨大な税金が投入される。電力会社が保有する原発の安全管理のコストや、老朽化している火力発電所のメンテナンスや新設にも莫大なコストが必要だ。これらをすべて税金でまかなう、そん可能性もないとはいえない。電力会社がつぶれないものという幻想に国もメディアも囚われている。今や日本は電力飢饉の国なのだ。
 ポピュリズムとルサンチマンの連鎖で結局犠牲になるのは国民だということ。

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