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「選挙の顔」というポピュリズム2012/09/07 [政治]

  民主党の若手議員が細野氏擁立に動いているという。恐らく今日あたりに細野豪志環境相は代表選の出馬の有無を表明するだろう。今朝の朝刊は朝読で出馬の有無が分かれた。昨日のニュースでは細野氏は出馬要請を重く受け止めるという主旨の発言をしている。本人自身は出馬に傾いていると思う。ただし彼は閣内の環境相であり、しかも原発災害の対応責任者である。周囲には出馬をやめるよう慰留しているとの情報もある。
 細野氏は41歳。身長は180センチ超。原発事故対応でのメディア露出も多い。しかし有名キャスターとの不倫交際や埋蔵金が96兆円あるとの声明など資質を問われるような過去を持つ。次期総選挙で大幅な議員減が予測される民主が落選をできるだけ少なくできる「選挙の顔」として出馬を要請するという事態。ある意味この政党を本質を垣間見る思いである。民主党は自民から政権を奪回するためにできた政党である。バラマキとされる政策を網羅したマニフェストを掲げ国民の歓心を買った。いわばポピュリズム利用することによって政権を掴んだ政党だ。その政党が選挙で戦うには消費税を増率させた野田ではダメだという論理。肝腎の政策では細野氏は野田氏とどう違うのだろうか。TPPは外交防衛政策は、そしてエネルギー政策は。こうした前提を飛び越えていかに「選挙の顔」たるかで代表を決め、それが総理となる、この国のトップを決める政治プロセスは情けない。

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hiyamizu

同感
by hiyamizu (2012-09-09 22:24) 

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