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自民総裁選・平成の池田勇人を意識した候補者2012/09/14 [政治]

 昨日の林芳正参議院で自民の総裁候補立候補が事実上出揃った。現段階では断言できないのだが「次の首相」の有力な資格者を極める選挙である。報道ステーションではゲストに候補者を呼んできたが昨日は林氏だった。林芳正氏は51歳。バラク・オバマ氏と同じ年。三井物産での5年間のサラリーマン生活のあと、実家のファミリー企業に転職している。高祖父から続く政治家の家系であり父の林義郎は宮沢内閣の大蔵大臣。林芳正をテレビで知ったときは「あの林義郞の息子か」と思ったものだ。宏池会に所属している。報道ステーションで彼はオバマと同じ若さを強調し、「だが世界では若いとはいえない」という。また参議員で初めての候補者であることにふれ、「憲法には総理大臣に国会議員の中から選ぶとあり、参議員はだめだとは書かれていない」ともも。党内では外交から安全保障、財政、金融に精通した政治家とされ、彼自身もその自負があるようだ。
 筆者がなるほどと思ったのは林氏が宏池会の創始者池田勇人の総裁選を強く意識しているということだ。60年安保で岸退陣を受けた総裁選で「経済のことなら池田におまかせください」とし当選後は所得倍増計画を掲げ、高度経済成長の基礎を作った。林はもの作りと投資をバランスよく組み合わせ、少子高齢化する日本社会に適した所得収支に重点をおいた「産業投資国家」を目指すとしている。だがこの程度なら机の上での政策議論が大好きな民主党議員でも言えることだ。だが筆者には林氏に政策に対しての理解力とアイデア力が並以上のものがあると思っている。民主党の大塚耕平氏など民主党の議員にも一目置かれている。今回の総裁選では勝つことは無理かも知れないが経産相として入閣する可能性はあると思う。彼にとっては福田退陣で短期(一ヶ月)に終わった防衛相以来の官邸入りだ。

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