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アメリカは日本経済の復活を知っている 平成25年2月6日 [政治]

アメリカは日本経済の復活を知っている

アメリカは日本経済の復活を知っている

  • 作者: 浜田 宏一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/12/19
  • メディア: 単行本





安倍内閣の参与を務める経済学者が年末に出した本。77歳の高齢であり、テレビにご出演されている姿をみてもおぼつかないなあと思っていたが、本の内容は論旨が一貫していて素人にもスラスラ読めた。世界が重商主義化し、アメリカ、英国、中国、韓国などが為替操作と金融緩和競争を行う中、孤独に金融緩和に消極的な日銀を批判している。アベノミクスに関しては日本国内にはハイパーインフレや円暴落を指摘し、デフォルトの危険性まで言及する経済学者がいる。若手では小幡績氏などがそうだ。週刊朝日では高名な元モルガン銀行のバンカー・藤巻健史氏が預金は海外に移せとまでいっている。浜田氏は杞憂と一蹴する。さらには日本の若い経済学者や起業家が内向きで世界に背を向けてるとも述べる。浜田氏のポイントは「期待」や「予想」が為替に強い影響を与えるが日銀はそれを無視しているというところ。事実安倍内閣は金融緩和する以前の段階ですでに円を15円下げ、株価は1万1000円台を回復した。
自動車産業も急速に回復し、シャープやパナソニック、ソニーの株価も上昇している。今までの円高・デフレは一体何だったのか?我々は何かに囚われ、結果判断を誤っていたのだろうか?それとも日本破局への最終局面の入り口なのか?筆者は浜田氏の柔和な笑顔に賭けたい。
願望かもしれないが。昨夜白川総裁が総理官邸を訪れ、任期前の辞職を申し出た。今日9時からのマーケットに注目だ。


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