円安で工場は戻ってくるのか日経2013年5月5日 [経済]
アベノミクスでこれまでの閉塞から抜け出しつつある日本経済。円安は日本の輸出産業に活気を与えている。だがそれがそのまま課題である空洞化に歯止めがかかると簡単にはいかないらしい(日経平成25年5月5日朝刊)。
安倍政権で1ドル118円付近を推移していた為替レートが民主政権になり1ドル70円台という超円高が固定化した。この間日本の製造業は国内で立ちいかなくなり海外に製造拠点を移しだした。日本経済を支えていた自動車や家電産業の経営が行き詰まり、地方は「シャッター商店街」が出現した。
日経は簡単に工場は戻ってこないと説く。アメリカのように自動車の輸入国ならともかく、自動車の輸出国日本は、相当の円安が実現しない限り難しいというのだ。問われるのは第三の矢である成長戦略。日経はすでに出てしまった工場を戻すのではない発想が必要という。筆者が思うに医療機械産業などが新たに投資や雇用を生むビジネスモデルとして成り立てばと思う。連休明けに1ドル100円の壁が破れるかどうかに関心が集まる。
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