新興国とバーナンキショック2013年6月21日 [経済]
バーナンキショック、日本への影響は限定的と述べたが、一方で新興国はかなりのダメージを追うことになると筆者は考えている。ドル買いが進み、新興国に流れていた投資マネーがアメリカに還流する。バーナンキの昨日の会見で中韓、東南アジアの株式は2,3%下落した。韓国に至っては為替、株式、債権のいわゆるトリプル安に似た現象が。グローバル経済の量的緩和時代が終わり金利上昇にダンジョンが変わってきたと東亜日報は報じている。バーナンキはリーマンショック以降のアメリカ経済の再生の方向性、国家債務など複数の要因を考案して会見に踏み切ったわけである。シェールガスに象徴されるようにエネルーギー革命が相当進んだという判断もあるだろう。中国の後を追い、世界の投資をあてにしていた東南アジアの国々は中期的な経済政策の変更を余儀なくされる。そこで期待されるのが共創と共生が経済支援の哲学としてきた日本だ。だが日本も成長力がなければそんな支援はできない。競争ではなく共創、強制ではなく共生、教官ではなく共汗 キレイ事かもしれないが日本のやり方をアピールすることが大切だ。
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