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シェールガス革命とロシア 2013年6月27日 [経済]

 アメリカのシェールガス革命は様々な国の経済にも影響を与えているようである。エネルギー自給率が高まったことにより、それまでアメリカに輸出されていた中東のガスがヨーロッパに向かい、ロシアの天然ガスが売れない。シェールガス革命の玉突き現象である。代わりにロシアが目をつけたのは日本である。ガスプロムは日本企業5社とウラジオストクで天然ガス基地を作ろうとしている。プーチンが北方領土問題に柔軟な姿勢をみせているのは稼ぎ手である天然ガスが売れなくなるのではという危惧が背景にある。だが日本もAustraliaから天然ガスを買おうとするなど買い手としての主導権を握ろうとしている。ロシアの思い通りにはいかない。ロシアの企業ガスプロムは外国に高い値段でガスを売り、国内は安い定額制にしてその赤字分を外国からの利益で埋めていたという。シェールガス革命の玉突き現象とはなかなか言い得て妙である。
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