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中韓首脳外交の戦略的一致 [経済]

 朴槿恵韓国大統領が訪中、朝鮮半島の非核化で一致、中韓の結束をアピールした。両国は一方で日中韓の三カ国首脳会談を年内も行うよう努力する文言も声明に盛り込まれた。台頭する中国に韓国が接近、中韓が日本と距離を置くことで極東アジアのヘゲモニーを握る戦略は安倍氏の自由と繁栄の弧と対照をなしている。アメリカの反応がキーとなるがオバマ氏は明確なシグナルは送らないだろう。中韓の動きを本音では苦々しく思っているが、安倍政権への信頼もそう高くはない。一方経済から見るとどうだろうか。中韓はともに輸出によって外貨を稼ぐやり方で成長を遂げてきており、競合国でありつつ互いに重要な輸出先市場でもある。欧米依存を減らし、東アジア域内での経済活動を活発化させることは互いにメリットになる。そんな思惑が一致したのではないだろうか。だが中国はシャドーバンキングと地方政府の負債、韓国は個人負債。両者とも金融に不安を抱えているだけに中国バブルの如何によってはまたフェイズは変わるかもしれない。
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