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鬼城〜中国のゴーストタウンの示すもの〜平成25年7月1日 [経済]

 鬼城という言葉がある。中国語でゴーストタウンという意味だ。7月危機がささやかれる中国でこの鬼城が問題化しているそうだ。社会主義の中国ではGDP計画経済のようなノルマとなり、地方政府に課される。手っ取り早い達成方法が不動産投資であり、そこにシャドーバンキングが拡大する。その取引額は469兆円。日本の銀行不良債権が100兆円、リーマン・ショックの不良債権が150兆円。469兆円の3分の1が不良債権化した場合、リーマンショック並みの規模となる。6月28日に償還期を迎えた銀行の理財商品はどうにか乗り切り、上海株式相場は反発したが再発行による借り換えで切り抜けた銀行も多いとされ、不安は拭いきれていない。昨年広東省を仕事で訪れていたが、都心に電気のついていない高層マンションが数多くあった。ビルの外側はきらびやかな照明がほどこされていたが部屋の多くはでん気がついてない。聞くとほとんどが投機目的なのだという。鬼城は中国経済の危うさを示してくれる。
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