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電力会社に復興予算 2013年7月2日 [政治]

 「耳を疑う」という言葉があるが、そのニュースを聞いた時にまさにそう思ったのが中部電力に復興予算20億円が使われたと報じられた時だ。中部電力は震災地の東北電力ではなく、事故を起こした東京電力でもない。浜岡原発を菅総理の要請で稼働を停止させた中部電力である。いわば損失補填として、菅総理のスタンドプレーのために税金20億円が使われたのである。あの稼働停止から2年経ち、政権が変わった今こうした事実を知るのは怒りを超えて脱力するしかない。筆者は脱原発に賛意を持つものだが、50年の時間が必要と考えている。その間の原子力技術は当然現在の原発の安全管理のために必要である。早急な脱原発は脱原発のソフトランディングを阻害するだけだ。ポピュリズムは脱原発の敵なのである。そのポピュリズムによって安易な原発政策を行なっていた民主政権。民主党に改めて問いたい。
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