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女性客層を狙いだした週刊文春 2013年7月9日 [ニュースコメント]

 どこの企業でもそうなのだが、売上げ低迷の打開策として必ず出てくるのが「女性客の獲得」である。男性に比べ消費活動が活発な女性を取り込みたいというのだが、すべての業界が「女性客狙い」になってもパイを奪い合うだけで、逆にこれまでついてきた男性客が逃げて元の子もない。大河ドラマがその典型。篤姫で女性客狙いが当たり、その後は男性向けと女性向けの大河を交互に放送しているが、ここに来て低視聴率なのはそれまでの男性客が逃げたからだ。同様のことは歴女目当てにターゲットを変更した「歴史秘話ヒストリア」にもいえるのではないか。
 そしてこれまで男性をターゲットにしていた週刊文春もどうやら女性ターゲットに方向舵を変えたらしい。如実にわかるのは皇室記事。雅子妃に関する連載がやたら増えた。女性自身や女性セブンかのような目次。団塊世代が退職し、駅売りが低迷しているのはわかる。しかし安易に女性にシフトしてはそれまでの読者を失うことになる。筆者はかつてアエラをよく駅で買っていたが、今は本屋でページす開かない。試験の成績が優秀な学生を採用すると往々にしてこうした「みんながやる、もっとも間違いの少ない方法」に会社の方針は傾いていく。女性を狙うのではなく「オヤジ化した女性」を狙うのが文春なのではないのか?
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