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中国の貸出金利自由化 2013年7月21日 [政治]

 まるでバブル崩壊前の日本を見る思いがする。中国の貸出金利自由化である。中国人民銀行は銀行の「貸出金利の下限規制を20日から撤廃すると発表した。硬直的な金利規制が「影の銀行」(シャドーバンキング)が国際的懸念をを強めており、G20を前に批判をさける狙いもあるとみられる。この金利自由化はシャドーバンキングを減らすことができるのであろうか。中国政府の考えはこれにより民間は銀行から資金を調達しやすくなり、シャドーバンキングも減るというものだ。だがこれまで累積した不良債権はどうなるのであろうか。銀行が民間経貸出を増やせばそれがさらなる不良債権とはならないのか。日本もそうだったのだが、解決にはつまるところ公的資金を注入することであり、その覚悟と準備ができているのか。地方政府の腐敗と虚偽申告を明らかにする覚悟。また銀行を整理するなど破綻に備える法的整備ができているのか。中国には7つの経済的リスクがあるという。G20ではアメリカの金融緩和策転換による新興国の資金の引き上げが主要テーマになったが、中国リスクの議論先延ばしは問題先送りではないのか。
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