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日韓問題の今 [政治]

 昨日のBSプライムニュースフジは日韓問題。ゲストは在韓30年の黒田勝弘産経新聞記者、外務省の元外務省欧亜局長東郷和彦氏。先日韓国で開催された東アジアカップの観客サポーターの垂れ幕報道に関し、黒田氏は「韓国側はほとんど変わっていないが、日本側の反応が激しい」と述べる。その理由を最近の韓国の反日の空気や行動がネットでリアルタイムで伝わることに求める。韓国の新聞メディアの日本語版、日本の2ちゃんなどの大規模掲示板、日韓の交流サイトなどを介して韓国の情報が大量にしかも瞬時に日本国民に届く。日本のメディアを介してではなくダイレクトに。ネットにリテラシーのある若い世代ほどいわゆる「嫌韓」が多いのはこうしたことが背景にある。「知れば知るほど嫌いになる」わけである。ネットにリテラシーの低い中高年女性が「韓流」にはまる一方で若い世代の「嫌韓」傾向。
 もう一人の東郷和彦氏、外務省ではロシアスクールで元々は韓国専門家ではないのだが、ウィキペディアにあるように祖先は秀吉の朝鮮出兵時に島津義弘の帰還に同行した朝鮮人陶工とされ、ソウル大学で教えるなど、韓国にこだわりを持つ。東郷氏が危機意識を持つのは新日鉄住金への強制徴用への賠償命令。これを手始めとして200を超える日本企業に賠償命令がなされ、最悪企業の韓国での資産差し押さえの動きとなれば日韓関係に深刻的な影響を与えるというのである。これに対し黒田氏は「そこまで行かない」と問題深刻化に否定的だが、これを従軍慰安婦、靖国とともにさらなる歴史カードとし自分たちの反日活動をリアルタイムに知るようになった日本国民が増えている事実を韓国は知るべきと警鐘を鳴らす。一方で東亜日報などが「スポーツ民族主義をやめよう」といったコラムを掲載するなど、日本の反応を意識した韓国メディアの動きも出てきた。韓国の若者の反日教育のドグマが消えるのは大学二年という。安重根の横断幕はこれまでもサッカー日韓戦で掲げられていた。それに今、抗議を始めた日本。理由は李明博前大統領の竹島上陸もあるだろう。韓国は右傾化といつものように非難しているが、ナショナリズム、民族主義が燃え盛っているのはどうみても韓国。日本人が怒り始めたの右傾化ではなく「知ってしまった」からなのである。このことを韓国の人々は理解すべきと思う。黒田氏は番組最後に「知れば恐くない」とこれからの日韓関係についいて提言した。正直言って今の日本人は「知ってしまったばかり」の状態。事実を検証し、それを韓国に、世界に伝えていく 冷静な対応が日本には必要だ。

 


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