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米中による対日謀議の可能性 〜ロシアの揺さぶり〜 2013年9月22日 [政治]

 今週ロシアで日露シンポジウムが行われた。テーマは「極東アジアの国際関係」。日本、ロシア、中国の、そしてアメリカの四者の関係が今後どうなるのかについて議論した。「ロシアの声」がその様子を伝えている。
 直近のシリアに関して明らかになりつつあるのはオバマ政権、そしてアメリカの中東での影響力の衰退とロシアのしたたかさだった。
 日露シンポではロシアの専門家から「米中が対日謀議を謀る可能性」について言及がされた。尖閣やスプラトリー諸島諸島への活発な関与に目をつぶるなら、それと引き替えに中国はより親米的な態度を取るだろうというものである。
 矢吹晋氏のいう「チャイメリカ」の考えに近い。西太平洋の権限はアメリカから中国に譲り渡され、台湾、そして尖閣は中国領土となることを意味する。さらに日本は中東からのエネルギー供給路、いわゆるシーレーンが窮地に追い込まれることを意味している。今のオバマ政権をみると可能性は低いともいえない。
 そこでロシアである。彼らの狙いはシベリアガス開発とパイプラインの敷設の推進である。オバマ氏と信頼関係が結べない安倍氏には妖しい魅力を持を放っていることは確実だ。筆者にはナショナリズム教育で国民を洗脳し人権抑圧を強化させる中国に目をつぶるオバマ氏がかつての英国首相チェンバレンに見えて仕方が無いのだが。民主主義者ではなく定見のないリアリストであり、ポピュリストでしかないと思うのだが。
 米中が接近するならば日露が接近する。新帝国主義時代そのものである。


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