代を継ぐ三代 幸四郎から金太郎 歌舞伎公演 2013年10月21日 [演劇]
久方ぶりに国立劇場に足を運んだ。歌舞伎観劇。演目は「一谷嫩軍記」「春興鏡獅子」である。客の目当ては松本幸四郎、市川染五郎、そして松本金太郎の高麗屋三代そろい踏みである。昨年、それまでの梨園を担ってきた団十郎や勘三郎が他界。世代交代が一気に進んだと云われる。二十代三十代の切磋琢磨と責任感の強さは戦後復興の時代になぞらえるという指摘もある。怪我から復帰を果たした染五郎は切れとテンポが小気味いい。金太郎と団子は愛らしい。久しぶりに幸せな空間に身を置くことが出来た。世代が確実に未来に動いてる。
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