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『語られざる中国の結末』宮家邦彦 2014年3月13日 [政治]

テレビで良く見かける外交評論家の著作。同じ外交官出身の孫崎享氏とは考え方が違うようで、二人が並んで出演した番組では双方気色ばって相手の意見に反論していた。さてこの本、普段のコメントよりも歴史的観点、地政学的観点から中国のこれまでとこれからについて論じている。中華思想という言葉と概念が中国ではほとんど意識されてないことは初耳だった。確かに最近は華夷秩序とか冊封体制といった表現が研究者の間で使われているようだ。入江隆則氏の東アジアに関する考察を最近読んだが併読すると考えさせられる。100年前の日清日露時代と今。当時の日本台頭と現代の中国台頭。パワーシフトの具現の場としての朝鮮半島。両者が共通に持っている危機意識は現代日本人の危機意識のなさと時代の大変革への備えのなさ。
語られざる中国の結末 (PHP新書)
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