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ウクライナ問題 アメリカの経済制裁は奏功するか 2014年3月18日 [政治]

 欧米のロシア経済制裁。はたしてロシアに効果的なのだろうか。アメリカとEUには温度差があるのは承知の通り。対露貿易額は年額でアメリカが4兆円。EUが30兆円。桁違いだ。ドイツでは6000社がロシアとビジネス関係を持っているという。自動車や精密機械、医療機械といった主力産業はロシアを失えばドイツにとってかなりの痛手だ。EUの経済的支柱のドイツが傾けばギリシャ問題などにも悪影響を及ぼす。それに加えてエネルギー問題。ドイツはエネルギーの4割をロシアに依存し、フィンランドに至っては100%。今のところ露骨な供給停止の動きはないものの、供給停止となった場合、音頭取りのアメリカが代わりにシェールガスを供給するとでも言うのだろうか?こう考えればアメリカの経済制裁には限界があり、米ロ間では今妥協点を見つけるべく裏交渉を行っているように思う。アメリカの足元を見ているプーチン氏はクリミアのロシア編入を認めた。アメリカも最後はクリミア編入は認めざるを得ないのではないか。昨年秋にオバマは「アメリカはもう世界の警察官ではない」と言明した・それからというもののシリア、イラン、そして今回のウクライナ。アメリカがヘゲモニーを失いつつあると見た各国がどんどんアメリカをパッシングした帝国ゲームを行い始めている。オバマ氏はカーター氏と比較される。第二次世界大戦以降最低の大統領と保守派から批判されるカーター氏だが、オバマ氏はどうなのだろうか。
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