日米中露韓の帝国主義ゲーム 2014年4月3日 [政治]
今の時代が”新帝国主義時代”に入ってることは疑いない。”力による現状変更”がクリミアでなされ、それに倣い中国が尖閣で武力侵攻の可能性がある。そして各国間の関係はゲームをしているかのように思える。例えば極東地域での日米中露韓の五カ国。このうち三カ国でそれぞれいがみ合いと色目を使った駆け引きが行われている。例えばアメリカとロシアの二国にとっての中国。クリミア問題で対立する中国は双方に中立を装いつつ、自らに有利な状況を作ろうとしている。日中にとってのロシア。安倍氏が5回、習氏が6回。就任一年以内にプーチン氏に両者があった回数である。対立する日中は隣国の大国ロシアを自陣営に引き込みたい。そして米ロにとっての日本。アメリカは日本の同盟国であることはもちろんだが、クリミア問題でEUとともに日本にもロシアへの経済制裁に積極的な参加を求めている。ロシアは北方領土問題をちらつかせ、日本の経済力を生かしたい。それぞれがカードを使い分けての綱渡り外交。我々は今19世紀の地政学の時代状況に戻ったのである。
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