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「領土拡張」プーチン氏に倣うのか習近平氏 2014年4月6日 [政治]

 習近平氏が国家主席就任後最初に訪れたのはロシアである。これまでプーチン氏との会談は6度に及ぶ。これは安倍氏の5度を上回り、”習近平氏のプーチン慕い”は特別なものらしい。ソビエト崩壊後、皇帝の如き権勢を維持し続けるプーチン氏。そして国家主席就任後権力を集中させつつある習近平氏。習氏の格好のベンチマークがプーチン氏なのだという。さてロシアのクリミア併合。これが中国をどう刺激するのか。ロシアの狙いは旧ソ連圏の復活であり、中国の狙いは台湾、南シナ海の島嶼の領有、そして日本の尖閣奪取だ。中露は来年、反ファッショ戦争・抗日戦争勝利70年の行動祝賀を予定している。「World War Ⅱの戦勝国であることを強調し、その歴史の正しさで領土を拡張しよう」という両国共通の意図が浮かび上がって来る。中国が日本から武力によって奪いたいのは尖閣、そして沖縄である。ロシアは日本の経済と技術が必要だと考えており、習近平氏の「一方的片思い」に、ある程度の距離を持っている。クリミア併合でアメリカが日本に経済制裁の連携を強く求めた場合、中露が結束を固める可能性が高い。ロシアを追い詰める側に日本が参加すれば、確実に中国に近づく。一方でアメリカはロシア制裁に日本が協力しなければ、尖閣有事の際に影響するとプレッシャーを与える。ジレンマに陥る日本。いずれにせよ新たな冷戦構造が極東にできあがる、そんな流れができつつある。
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