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企業が海外に戻るには 2014年6月17日 [政治]

 アメリカが海外に出て行った製造業を国内に戻すことに成功しているという。シェールガス開発やロボット化によるものだが、日本は今どうなのだろうか。先週中部地区のある地方都市を訪ねた。駅前のデパートは閉まり、商店街はシャッター街。一方郊外には大手の大規模スーパーは賑わい、若い夫婦も多っかった。「マイルドヤンキー」という言葉がある。原田曜平氏が名付けたもので、低所得で上昇志向の少ない地元志向の保守的で反知性的な集団のことである。スーパーやチェーン店は地方に多く存在するこうしたグループをターゲットにマーケティングを活発に行っている。家電やスーパー、ホームセンターなどが集結したショッピングエリアを作る。休日そこで買い物するのがマイルドヤンキーのエンターテインメントなのだ。彼等は親の支援を受けており、所得は少ないが家は所有してたり、車を二台持っていたりする。ショッピングエリアで彼等が消費したマネーは東京に集結する。地方交付金はこうして中央に環流する。地方に豊かさはため込まれることはなく、街は疲弊していく。一方高齢者は資産を持っている。年金も支給され、新に家を買ったりすることもない。問題はこうした地方が今後も豊かであり続けられるかどうかである。そのためには海外に流出した企業を地方に呼び戻すことが必要になってくる。アメリカのようにシェールガスはない。メタンハイドレートは少なくとも実用化には10年かかると思う。先週テレビ番組で永濱利廣氏が海外に出て行った企業が戻りつつあると話していたが、どういう条件と環境で戻ってきたのか?
経産省は海外から日本に製造拠点を戻した企業をモニタリングすべきだろう。

 


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