なぜ韓国は中国にについていくのか 2014年6月18日 [書評]
なぜ韓国は中国についていくのか: 日本人が知らない中韓連携の深層
- 作者: 荒木 信子
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2014/04/19
- メディア: 単行本
離米従中そして反日政策の朴槿恵政権。この本は序盤で朴槿恵氏の大統領になる前からの中国訪問や中国要人との会談で何を話したのかを中心に、日本人には理解しづらい中韓連携についての考察を試みている。後半は事大主義に陥り日本を誤った認識で捉えだした韓国の危うい対日意識に言及している。韓国は米中のバランサーを担うと朴政権は誇らしげにいうが、日本に関してはバランサーどころか中韓連携により、アジアの軍事バランスを乱す方向に磁力を向けている。韓国の思慮の浅い政治的行動が日中の亀裂をさらに深めなければよいが。同盟国の絆を毀損して対立国と融和を図ろうとするぶりっ子のアメリカ含め、日本は地域の安全保障に最新の注意を払わないと中国の武力侵攻を招く結果をもたらすだろう。
コメント 0