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香港 米中代理戦争の場 2014年11月7日 [政治]

 APECを前に米中が奇妙なほどの歩み寄りを見せている。オバマ米大統領の北京APECへの参加を控え、ケリー国務長官は4日、ワシントンで演説し、「米中関係は世界で最も重要。21世紀の世界情勢を決める」と述べた。6日付で環球時報が伝えている。オバマ訪問の下地作りなのだが、世界を米中でデザインしようとでもいう内容である。一方中国もオバマを国賓待遇でAPEC後に訪問を受け付け、習近平氏と一日会談の場を設けるという。
 ユーラシア大陸を巨大なチェス盤に例える見方がある。盤の中心を固める中露に対して西のウクライナ、東の香港に攻めコマを置く米国。21世紀のグレートゲームという地政学的な視点だ。選択11月号の記事によれば、米国の香港総領事クリフォード・ハート氏が香港の街中を歩くとき、中国の特務機関の私服警官が監視しているという。
 蜜月ぶりを謳いながらテーブルの下では足の蹴り合い。APECの米中に注目したい。 


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