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コメンテイター室とは何だろう 2015年4月29日 [政治]

 「コメンテイター室」(仮称)。この聞き慣れない名称はテレ朝が先月元経産官僚の古賀茂明の発言をめぐりテレ朝経営は「コメンテイターとの意思疎通が不足し信頼関係の構築が不十分だった」として再発防止策として「コメンテイター室」の新設を提案したもの。まるで「お客様相談室」でも設けるかのうように。テレ朝の意図は何なのか。このコメンテイター室のコメンテイター室長が中心となって「助言者」となり、報道ステーションはじめテレ朝の各番組のコメンテイターとの「意思疎通」をはかり信頼関係を構築するとでもいうのだろうか。不祥事を起こしたときの典型的な対応じゃないか。恐らくテレ朝全番組にコメンテイター名を提出させ、そのリストを作り、さらには「この人はかなりの数の番組に出演してる、いかがなものか」などと指摘を行う可能性も。プロデュサーの権限がコメンテイター室に吸い上げられるか、そこまでいかなくても「お伺い」する雰囲気が醸成される。さらにはこのコメンテイターが「こういうコメントをしていた」なるサマリーが経営首脳や各番組責任者に渡され、「情報共有化」されていく。
 安倍政権がメディア統制し自由にものが言えない社会になるのではとマスコミの一部がいう。しかしテレビ局が自らシュリンクするような機関を作るのだとしたら「メディアの自殺」というほかないだろう。
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