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九条とアメリカ支配 2015年10月27日 [政治]

 憲法九条はマッカーサーと幣原喜重郎との密談で幣原が提案し、マッカーサーが賛同したと幣原の自伝を執筆した堤堯が記している。七十年近くに渡り九条は日本の国柄を規定してきた。或者はこれに日本は戦争に巻き込まれる愚をから避けることができたとし、或者はこれこそが戦後レジームの最もたるものであり従米隷属構造の根幹であるとした。
 軽武装・経済立国。日本が偶然的・結果的に選択した道は米ソ冷戦構造の中で復興のショートカットとなった。日本国憲法をアメリカが作った理由は日本を二度と戦争の出来ない脆弱な国家とするためであったが、結果はその逆となった。だがそれは「偶然的・結果的」に過ぎない。さらにそれは前提として東アジアのパックス・アメリカーナという前提があった。その前提が崩れつつある現在では本来の脆弱国家日本のという本来の目的の因子が強くなる。別な言い方をすれば、これまでは日本領土の侵略を受ける可能性は低かったが、尖閣など日本領土をこれからは侵略されるターゲットとなった時点で九条は逆に戦争を誘発させる装置となったのである。他国からの日本侵略を前提にしていない九条。これにプラスしてアメリカの退潮。そこに日本の平和と安全保障の瑕疵を見る。九条擁護派の人々には受け入れられない考えかもしれないが近隣国家が平和を愛し、希求する」のではなく「核兵器を開発し、軍事費を毎年10%以上増やす」状況にある今、集団的自衛権行使は必然だと考える。さらに中国に金額的にも装備的にも軍縮を近隣国家と連携して要求し、経済カードもそのために駆使する。それが日本のやり方だと考える。
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