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岡村隆史の旅 2015年10月27日 [テレビ番組]

 NHKの番組「プロフェッショナル・仕事の流儀」に岡村隆史が出演。構成は彼が会いたい三人のプロフェッショナルに会うというもの。これまで放送された250人のプロフェッショナルで岡村が選んだ三人は岐阜の左官職人、青森のりんご農家、そして歌舞伎の坂東玉三郎だった。
 まず岡村がお笑い芸人である以前に彼のキャスティングはこの番組自体に可能性を与えるものであった。番組が編集されたあとに付けられるナレーションよりも優れて彼のモノローグ、そして相手へのインタビューが実に生き生きとし、視聴者に感興を与えていた。こうしたリアクターが構成の軸となるドキュメンタリーの可能性を感じさせた。今回出演した三人のうち二人は一般人である。その後の取材慣れもあって二人は能弁。が、それを差し引いても岡村の話の引き出し方は卓越していた。お笑いの世界で場の空気を読みぬいて来た賜だと思う。プロフェッショナルという番組は視聴者によってインパクトのポイントが違う。自分の場合は左官職人の精神の保ち方に共感した。これは岡村も同じだったのでは。岡村の可能性とリアクター・ドキュメンタリー(とでも呼ぶ?)の可能性を両方を感じた番組だった。


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