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ヨーロッパの排外主義 2016年2月1日 [政治]

 フランスの社会学者エマニュエル・トッド氏の『シャルリとは誰か』で彼はヨーロッパを排外主義が内側から破壊を始めていると警鐘を流している。「わたしはシャルリ」デモが実は自己欺瞞的で無自覚に排外主義であったという。
 押し寄せる難民に今、EU側が拒否反応を示し始めている。数百万単位で難民を受け入れると言うことはフランスのような「わが国の価値と文化を受け入れよ」 は実行と実現が不可能である。イスラム社会とコミュニティーをEU側が受け入れ、共存、共生に舵をきるしかない。そのためには受け入れる側はある意味自分たちの社会と価値観が異なるものを受け入れ、またこれまで所有していた者を放棄することが必要になる。さらには生活自立のための支援。
 「自由・友愛・平等」のフランスだが、すでにパリにはイスラム世界のひとが多く住む地区では「イスラム社会」が事実上形成されている。だがトッド氏がいうように1年前の「わたしはシャルリ」デモは表現の自由を前面に押し出すことで隠蔽しながら排外主義のデモを実施したのではないか。だからこそ今難民に対し保守層からの拒否反応が起きている。ヨーロッパ民主主義が今危機に直面している。 


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