習近平氏を巡る二つのニュース 2016年4月12日 [政治]
中国の権力内部に何かが起きているのか。最近習近平氏に関する二つのニュースが関心を呼んでいる。ひとつはパナマ文書、もうひとつは引退勧告だ。パナマ文書に関しては中国では例によって検索エンジンが機能制限されたり、様子を伝えるNHKの放送がブラックアウトしたりと言論統制が。引退勧告は係したとされるジャーナリストが行方不明になるなどしている。ネットのつぶやきにすぎないという指摘もあるが日本で報道されてそれが拡大したかたちで逆上陸する可能性もある。これらの問題に関して日本在住の中国人研究者やジャーナリストが日本の情報番組での出演に慎重になっているはずだ。習近平氏の反腐敗運動がどうなるのか、共産党内のパワープレイがどうなるのか。特にパナマ文書の今後が注目される。
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