ダブルゲームの時代 2016年4月14日

　王毅外相が日本政府を「友好を装いつつ中国包囲外交を行っている」といった趣旨の発言を行ったそうだ。そういう中国は韜光養晦戦術で地域の超大国になりアメリカを脅かす存在になった。アメリカはいうまでもない。中国から診れば日本はそうみえるのか？買いかぶりすぎではないかと筆者は思うが、そう取られるのは悪いことではない。戦後の日本外交はアメリカの優等生であり、ナイーブだった。日米中それぞれがホンネとタテマエを使い分けた外交戦争に入っている。そう考えれば今の時代はかつての帝国主義が吹き荒れた時代に戻ったかのようである。