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G7で日本が目指すものとは 2016年4月30日 [政治]

 五月下旬の伊勢・志摩サミット。これを前に安倍氏は大型連休はEUおよび、ロシアに、岸田外相は今北京にいる。ロシアではプーチン氏と首脳会談を行う。これが安倍氏のひとつの賭けであることは先日指摘した。ただしかつてG8の参加国として、EU訪問の際にロシアに立ち寄り、話を聞いてくることは議長国の役割としてはありうる。ただしそれはアメリカと理解を共有化してでの話だ。ただし安全保障関連法の制定により、こうした日本の動きがカードとして許容されるようになったともいえる。議長を務める安倍氏のEU訪問の狙いのひとつはドイツの景気への財政出動の働きかけだろう。フランスはテロ対策の協力、イギリスにはあるとすれば中国に秋波を送るアメリカとの結束呼びかけ?だろうか。一方岸田外相は中国に太いネットワークを持つ二階堂自民総務会長と訪日。中国は経済大ブレーキと日本資本の逃避に危機感を持っている。彼等からどういう譲歩を引き出すか。当然ながら彼等もG7を前に日本にプレッシャーをかけている。ラブロフロシア外相が訪中しているのもこうした理由だろう。中国が最も避けたいのはG7で南シナ海に関する共同声明を出されることだ。頼りにしていたキャメロン氏もパナマ文書で政権危機にある。独仏の動きだが彼等は機を見るに敏であり、利に敏い。日本はG7首脳レベルでの南シナ、東シナでの航海の自由や力による現状変更の阻止を訴える声明を実現させ、閉会後オバマ氏の広島訪問を受け入れる。中韓の歴史カードの効果を現示させる、過去ではなく今ある現実と未来の世界の安全保障を訴える。そういう場にしたいはずだ。


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