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エルサレム問題 [政治]

 アメリカのトランプ大統領が中東のエルサレムをイスラエルの首都と認めたことを受けて、パレスチナの要請を受けて国連総会で緊急の会合が開かれ、エルサレムの地位の変更は無効だとする決議が賛成多数で採択された。これによりアメリカの決定に関して国際社会の反発と懸念、そしてアメリカの「孤立」が際だった。アメリカ痛恨の失策である。喜んだのはロシア、中国、そして北朝鮮。金正恩は「アメリカは我が国を孤立させようと必死だが、自分たちが孤立しているのだ」と大笑いだろう。しかもアッバス議長は訪仏しマクロン大統領と会見、「アメリカはもはや中東の仲介役ではない」と言明した。さらに中ロにも代表団を送り中東和平での役割拡大を要請した。アメリカ抜きの中東和平。少なくともトランプの間はアメリカの中東での影響力は格段に低下するだろう。アメリカに次の一手があるとするならイランに対抗するサウジアラビアとの関係強化だがどこまで友好か。イスラエルはありがた迷惑というのが率直なところだろう。今回の失策が極東にどう波及するのか。日本は日米同盟強化のためには今回の採決反対の立場は日米関係をなんら影響を与えないとのシグナルをすぐさま送るべきだ(すでに送ったはずだ)そしてなんらかの提案をすべきだろう。
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