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『中国4.0』を読んだ習近平は方向を修正できるか。2018年12月12日 [政治]

 時折は来日し、テレビで独創的で彼一流のワーディングで安全保障と戦略を語るエドワード・ルトワック氏の著『中国4.0』は中国がこの15年でバタバタと戦略を変え、自壊の方向へ向かっていると説く。中国、正確に言うなら中国共産党政府は第2列島線支配を諦め、軍拡路線を引っ込めない限りいずれ崩壊するという。ルトワックはアメリカ、日本、ドイツなどの戦略と戦術の成否、海洋パワーなどの相互作用などを巧に説明しながら19世紀後半から20世紀、そして今の世界のパワーポリティクスを解説する。
 さてこのルトワックの著、中国人が結構読んでるとルトワックはいう。だがその国のトップ習近平氏がこの本を読んでも簡単にそして的確な方向修正ができないところが中国であり、国家の運命である。
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