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世界のシェールガス革命、日本は?2012/05/18 [経済]

 アメリカのシェールガス革命が世界に広がっている。ドイツやオーストリア、ポーランドですでに掘削や調査が始まっているという。中国には30兆立方メートルのシェールガスが埋蔵されていることがわかっており、オバマ大統領は中国に掘削技術を供与することを言明している。近い将来、先進国がエネルギーを自前でまかなうことが可能、もしくは自給率を飛躍的に高める可能性が高まってきた。これまでの先進国から産油国への富の流れが止まるか、減っていくことが予想されるのだ。サウジアラビアが原発に関心をみせるのもこうした実情に影響されているからかもしれない。中東の安全保障への影響も大きいだろう。
 世界のエネルギー事情が大変動しているのに日本は対応ができていない。いやむしろ最悪な対応を重ねているとしか思えない。先進国がエネルギー自給率を高める施策や開発を行っているのとは逆行するように、日本は化石燃料への対外依存率を高め、国富がどんどん流失している。エネルギー自給率を高めることは製造業の商品コストを下げ、価格競争力を強化できることも意味する。かつてはエコノミックアニマルと呼ばれた日本は今は経済音痴の国民と国家になったようである。筆者は日本が復興するのは資源国家の道を目指すことだと主張しているが、日本以外の先進国のいくつかがその重要性に気付き、そして目指しているようだ。 


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