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貿易赤字はシェールガス革命で解消?2012/06/20 [経済]

  6月の台風は各地に爪痕を残して去った。常套の表現がテレビから流れている。今日は暑くなりそうだ。昨夏日本に来たシンガポールの若者が日本の夏はシンガポールより暑くて不快だと話した。外は30度以上のシンガポールは室内は20度くらいなんだという。夏の涼しさが豊かさの象徴と実感であり、最大のホスピタリティなんだそうだ。そういうえば上海から来た女性も日本の夜は暗いといっていた。中国は夜の夜景で豊かさを実感するそうだ。
 日本がエネルギー危機であり、ジャパンプレミアムといった高額な化石燃料を買わされ、 固定価格買い取り制度で電力料金は上昇、韓国の3倍以上の電力料金となっている。日本を製造拠点にすることはそれだけで企業は大きなハンディを背負う。空洞化は雇用の喪失をもたらす。化石燃料にエネルギーの90%依存する日本は貿易赤字が恒常化しようとしている。
 ところが日本と逆に貿易赤字を一気に縮小させる方向に経済が向かいだした国がある。シェールガス革命のアメリカだ。かつて双子の赤字と称され、貿易赤字の累積を危惧されたこの国が世界最大の資源大国を生かして、これを解消しようという流れだ。日本はこの意味を多角的にそして深く分析すべきだろう。中東の政治バランス(中国の関与増大)やアメリカの製造業の復活はこのブログで記したとおりだが、GDP世界一位の国がエネルギー輸出世界一位になることの意味をもっと考えるべきだろう。これまで日本などに米国債を買わせて資金を流入させていたアメリカがその必要が低減するということもあろう。ハイブリッドカーや電気自動車売れ行きはどうなるか。CO2排出量の規制の方向。エネルギーのパラダイムシフトが劇的に変わりつつある。米ソ冷戦構造の崩壊やグローバリズムの波、インターネット革命、で日本は世界の動きについて行けず、衰退に向かっている。アメリカの主導するエネルギー革命の波にどう対応するか。日本の将来がかかっている。だが日本はこの動きに背を向けているように思える。


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