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太平洋の地政学 2014年7月18日 [政治]

 ドイツの地政学の祖といわれるハウスホーファー(1869-1946)を御存知だろうか。ナチスの生存圈論に影響を与えた学者だが彼が1908−1910の間武官として駐日ドイツ大使館に勤務し、日本での考察を元に表したのがこの著書である。彼は日本に当時のドイツのような役割を果たすべきだとしている。ある意味日独伊三国同盟の思想背景となった著書ともいえる。World War Ⅱの期間は息子がヒトラー暗殺計画に加わるなどし、ヒトラーから疎遠されたそうだが、親日家で日本語の勉強もしていたという。日本での3年間は恐らく軍人として諜報的なことに関わったかも知れない。ロシア戦争に日本が勝利し、朝鮮での権益を強めていた時期である。今この著書をどのような見方で読めばいいのだろうか。当時の台頭パワーが日本なのに対し、現代は中国である。日本は同じ太平洋の権益を強めいたアメリカとは現在同盟関係を結んでいる。ほかに東南アジアはすでに植民地ではなく、経済のエンジンとして世界を動かしている。まあどこかの政治学部の大学院生が、教授に勧められてこの夏論文書いてそうなテーマではある。
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