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中国がルールという世界とは 2015年10月11日 [政治]

 「世界経済のルールを中国のような国に書かせるわけにはいかない」TPP合意の記者会見でオバマ氏が発した言葉だ。そこまでいうのか!と思ったご仁も多いだろう。米中首脳会談で深まった亀裂を象徴した言葉といえる。中国がルールを作る世界経済といわれてもピンとこないかもしれない。しかしAIIBに代表されるように中国は世界金融で一定の影響力を持ち始めているのは事実だ。インドネシアの新幹線インフラ敗退も中国マネー。日本は新幹線整備に必要な膨大な資料をインドネシアに提出したがそのまま中国に渡りそれを基に中国は破格の金融支援を提示。結果日本は敗退を余儀なくされた。
 さてオバマ氏が嫌った中国が世界のルールを作る時代、経済のみならず政治や安保、環境・寝るギー問題や宇宙開発すべてに主導権を持ちルールを作る時代。すなわちパックスチャイナの時代は来るのだろうか。もし来るとしたらそれはどんな時代なのだろうか。
 ノーベル平和賞に対抗して中国は孔子平和賞を創設した。投獄中の人権活動家劉暁波氏のノーベル平和賞受賞に反発したものだが、今年はジンバブエのムガベ大統領。28年もの間独裁を続ける政治家だ。国際的な評価からいうと平和のイメージからほど遠い。孔子平和賞はこれまでにプーチン氏やフィデル・カストロ氏が受賞している。この二人から平和の二文字をイメージするのは難しい。
 中国が世界のルールを作る時代は自由と民主主義とは違う理念?がヘゲモニーを持つのだろうか?国会議事堂で「民主主義って何だ?」といってる若者がいる。26年前同じ言葉を天安門で叫んだ若者達は機銃掃射を受け、戦車が若者の背骨や腰を砕いた。これに異議を唱えることができない時代と空間。中国が世界のルールを作る時代とはそんな社会だ。
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