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長い戦争の始まりにならないように [ニュースコメント]

 中国が尖閣諸島での漁船接触事故に関して強硬な態度に出ている。軍拡路線を続けてきた中国がついに領土侵略の牙をむきだしたという意見から、偶然の事故だから粛々と処理するだけでしょという意見まで様々な考えと分析が跋扈してるしている。ここで見逃してならないのは最近中国が南シナ海を中核的利益とし断固保持するという態度に出ていることである。この中核的利益と言う表現はそれまでチベットと台湾についてしか使用しなかったpolitical termだった。それを南シナ海に使用し始めた事実を強く受け止めるべきだ。これまで中国は中央アジアと上海協力機構を通じて協力関係を強化してきた。いわば裏庭を向後の憂いなきものにして領海・領土を拡大しようという戦略である。そして経済成長に会わせてひたすら軍事費を増大させ、兵力の近代化に努めてきた。2009年日本は政権交代となり普天間問題で日米関係に齟齬が生じている。まさにこの時期こそ領土・領海の拡大の好機としてはっきりいえば侵略にでてきたのではないか。台湾ミサイル危機の時にアメリカは空母インディペンデンスをこの地域に出動させ事態を沈静化させた。日本政府の中にあの時と同様に空母をアメリカに出して貰い日米安保同盟の強さを見せつけるべきとの意見も出てるかもしれない。
日本と中国はかつて15年戦争という長期に渡る戦争を経験している。判断を間違えれば21世紀の十五年戦争が勃発する可能性すらある。杞憂に過ぎないといえばそうかもしれない。民主政権に覚悟はあるのだろうか。この地域のパワーバランスを不安定にさせているのは中国だけではなく鳩山政権の失政があることを肝に銘ずべきだ。
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