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中国は脱ナショナリズム教育を [ニュースコメント]

 中国が経済力をつけるにあたってナショナリズムが勃興しここにきてその政権を揺るがすような力を持ち始めている。ナショナリズムの時代はヨーロッパで言えば19世紀に跋扈しやがて帝国主義へとつながる。その19世紀的なナショナリズムが経済力を得た中国で火を噴き出し、それは領土問題や歴史問題を発生させ、また蒸し返す。この19世紀的なナショナリズムは経済力を得つつあるASEANでも強まりつつある。ASEAN関連外相会議でも中国の南沙諸島への支配強化に対しベトナムやインドネシアが対中包囲網を呼びかける挙に出た。これもその国々のナショナリズムの勃興が後押ししているのではないだろうか。
 欧米はかつて中ロなど社会主義国は経済力をつけるにあたって民主化が促されるという考えをとり、冷戦終了後は経済支援策を行ってきた。対北朝鮮も同じである。しかしことアジアに関しては此の考えは間違っているといえないか。アジアでの経済力は自国のナショナリズムの勢力を強め、対外関係、ことに領土・領海問題の軋轢を引き起こす結果を招いてるのではないだろうか。そしてそのナショナリズムは19世紀のヨーロッパ同様帝国主義へとつながっていく可能性がある。
 中国は脱ナショナリズム教育を始めないと国民を制御できなくなるのではないか。中国はナショナリズムと民族主義が裏表の形でつながっている。ナショナリズムを強化すればするほど民族主義が強くなり国家を分立させる皮肉な結果を招くと思う。経済力を持てば持つほど国内ではナショナリズムではなく民族主義が強くなる意に反した結果、は欧米が社会主義国の経済支援が民主化ではなくナショナリズムを勃興させていることを想起させる。チベットやウイグル地区は漢族が流入し都市計画が進んでいるという。住民の所得が増える一方で民族暴動が多発しているという報告がある。
 佐藤優は21世紀は新帝国主義が訪れると論じている。それは欧米や中ロ、中東を念頭に置いているのかもしれないが、むしろ経済力を持ち始めたアジアに於て激しく巻き起こるのではないか。欧米の新帝国主義とアジアの遅れて来た帝国主義。この二つが螺線状態となって紛争が勃発する。アジアで唯一ポストモダンを為し遂げている日本はその草刈場になる可能性がある。19世紀末の清や朝鮮半島のように。
今回の尖閣事件はよい教訓となったと思うべきだ。日本には準備が必要だ。
 先週の「龍馬伝」は霧島で日本をひっぱていこうと瓊瓊杵尊に誓う龍馬が描かれた。今夜の「龍馬伝」は何が描かれるのだろうか。synchronicityを感じてしまう。歴史に真摯に学びたい。

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