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責任転嫁~民主政権を読み解くキーワード~ [ニュースコメント]

 菅直人総理が元連合の笹森政府特別顧問(元東京電力労組委員長)に自衛隊と警察、消防、東電の意思疎通がうまくいっていないと愚痴をもらしたという。
当事者ならば意思疎通がなぜできないのか、意思疎通ができるようにするにどうすればいいのかを考えるべきなのだが。こうしたことに象徴されるように、民主政権幹部の発言には責任転嫁ともとれるようなものが多すぎる。
ネットには民主政権を揶揄する「○○ガー」という表現がある。国の借金には「ジミンガー」、経済失速には「100年に1度、リーマンガー」そして今回は「トーデンガー」である。自らの間違いを認めず他者のせいにする。こうした責任転嫁がこの政権を読み解くキーワードではないかとさえ思えてくる。特に菅直人総理にはその傾向が顕著だ。彼は震災後の5日目の未明に東京電力に乗り込み、3時間に渡って東電社員を糾弾し、「覚悟を決めろ、撤退するな、したら東電はつぶれる(つぶそぞ)」と廊下にまで聞こえる声で叫び続けたという。悪いのは東電であり、自分はそれを糾弾する立場にあることで指弾されることを避けてるように思える。こうした責任転嫁型の人は身近な存在には愚痴をこぼすことで自分も又被害者だと匂わす。笹森氏にもらした「ジエイターガー。。。」はその愚痴である。
 責任転嫁。これが国のトップの思考や行動の源泉ならば、このトップを代えることが危機管理の始めの一歩かもしれない。我々は「カンガー、ミンシュガー」などとは間違っても言わない。

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jack

まったく同感。
なぜかイデオロギーの強いコメントには、ナイスがもらえません。
世間の人たちは 菅さんの気持ちがよく理解できるのかも知れない。

by jack (2011-03-19 11:46) 

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