タイタニック海難と金日成の100年。2012/04/10

　タイタニックが沈んで今年は100年。記念のツアーが本日100年前の最初にして最後の出港地サウサンプトンを出た。乗客は1309人とあのタイタニックと同じ人数。この中には約50人のかつての乗客の子孫が含まれているという。鎮魂と観光ビジネス。タイタニックは欧米人にとっての何かの象徴なのだろう。第1次世界大戦前の大英帝国の最後の栄華の残り火とも言えるかも知れない。100年の月日。世界を取り巻く環境は劇的に変わった。タイタニックが氷河に衝突し北大西洋に沈んだその日、極東に一人の男が生まれた（とされている）男の名前は通称金日成。後にソビエトの傀儡として北朝鮮という国の首領におさまった男だ。生を受けて100年、死んで18年。この男は今だに世界に影響力を遺している。この男の生誕h00年を記念して長距離ミサイルがフィリピン沖を目指して発射される。さらには核実験まで準備されているという。タイタニックと金日成。事故の日と生誕日が一致するだけの偶然だが、歴史の皮肉を考えるのにいいかもしれない。